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2019年のMBAランキングが発表されました

今週のはじめにFinancial Timesが毎年発表するMBAランキングの2019年版が公表され、INSEADは1つ順位を落として3位となりました。

Global MBA Ranking 2019

依然として良い順位なのですが、2016-2017年と1位、2018年も2位だったので、学生の間では冗談交じりに文句を言う声も上がっています。苦笑

学校としてもかなりランキング(特にFinancial Timesのもの)には注意を払っているようなので、改めてそれがどんな内容なのか、調べてみました。

Financial Timesのランキングで考慮される要素

こちらでランキング算出の方法を説明していますが、考慮される要素と割合は下記の20個だそうです。

このうち
・8個は卒業生のアンケートからスコアを算出
・11個は学校から取ったデータから機械的にスコアを算出
・最後の「教授陣の有力誌寄稿数」

圧倒的に「給料」が大半を占めますね。。笑

もちろんその他の項目でもスコアが稼げないと上位にランクインする事は難しいでしょうが、とにかくMBAに入学した事でしっかりと高い給料が稼げるようになるか、という点がかなり重要視されたランキングであると言えそうです。

その観点から、卒業生がいかに給与の高い米国などの地域で就職してくれるか、はランキングを左右する重要な要素であり、米国MBAがランキングを全体的に上げてきているのは納得ですね。

・給料(20%)
・MBA前後での給料の増加(20%)
・MBAのコスト/機会損失(3%)
・MBA前後での定性的なキャリアアップ(3%)
・自身の目標の達成度(3%)
・キャリアサービスの質(2%)
・卒業後3ヶ月以内の就職率(2%)
・卒業生が母校を勧めるか(2%)
・教授陣の女性比率(2%)
・学生の女性比率(2%)
・学校の経営陣の女性比率(1%)
・教授順の国際的多様性(4%)
・学生の国際的多様性(4%)
・学校の経営陣の国際的多様性(2%)
・卒業生が他国で就職した割合(4%)
・授業/インターンなどで他国に行ける機会(3%)
・第二外国語習得の有無(1%)
・教授陣の博士号保持者の割合(5%)
・博士号取得者の輩出数(5%)
・教授陣の有力誌寄稿数(10%)

日本の学校が当然のように入っていない理由

少し話が横道に逸れますが、MBAでは残念ながら日本の学校は弱く、上記のランキングには100位以内ですら入っていません。

アジアからは

・中国
・インド
・シンガポール
・オーストラリア
・韓国

といった国がランクインしているので、日本人としては残念な限りです。

そもそも、このFinancial Timesが集計対象としている学校は「being accredited by Equis or the AACSB」すなわち、こうした国際機関に認証された学校のみになります。

MBAの認証機関としては3つ代表的なものがあり

・AACSB(米国)
・Equis(ベルギー)
・AMBA(イギリス)

こうした機関が検査してお墨付きを渡す事で「ビジネススクール」を名乗る団体の提供する教育の質をスクリーニングするといった塩梅になっています。

こうした国際的な認証機関からお墨付きを得ている日本のMBAは、実は非常に限られていてこちらのウェブサイトで紹介されている通り、あまり多くありません・・。

受験・入学時にランキングを考慮すべきか?

さて、本題に戻って、学校・学生ともにランキングにはやはり一定の関心を持っていますし、全く気にしないのが無理というものです。

多少なりとも気にしましょう。

一方で、ランキングには功罪があると思っていて

・多種多様なMBAプログラムを一定の尺度で比較可能にしてくれる一方で
・単純化しすぎて、ランクの高さ=高い価値、と必ずしも言えない

ということに改めて留意する必要があると思います。

Financial Timesは一言でいってしまうと「(すぐに)給料を上げてくれるMBAか?」という事を問うランキングであり、それはMBAが就職予備校の側面を強く持つ事を考えても非常に理に適った設計だと思います。

ただ、なぜランキングが高いのか?まで踏み込んで考えないと、ランキングに踊らされて自分が本当に通うべきMBAを見誤ってしまうリスクもまたあります。

そんなわけで、主要なMBAランキングは時間のある時にFinancial Times以外も整理して、どんな要素で高低を決めているのか、分析してみたいと思います。

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