INSEAD

【体験談】フランス語初心者がDELF A2を1ヶ月の準備で受けてきた

1ヶ月しか準備時間の無い中、DELF A2というフランス語検定試験を受けて、たぶん受かりました!(頼む、受かっててくれ・・)

——12月15日追記——
無事に受かってました!振り返ってコツをまとめてます。

INSEADの語学要件

僕の留学するINSEADでは珍しい事に第二外国語が必修です。

厳密には、授業の公用語である英語が話せる事に加えて
・Entry Language(母語ではないがビジネスレベルの言葉)が入学時点で話せて
・Exit Language(日常会話レベルの言葉)が卒業時点で話せる
というのが学位取得要件になっています。

日本人は日本語が母語になるのでこんな感じです
・Entry Language:英語(学校の公用語も英語)
・Exit Language:各々好きな言葉を選ぶ

大学の教養課程かよ!とも思いますが、internationalityを売りにしているINSEADらしさの一端でもあります。僕はせっかくフランスに住むので、フランス語を選択し、生活や旅行でガンガン使えるようにします!

「話せる」という事の証明は色々と方法があってこちらに詳しいのですが、Exit Languageは、1) 留学中に学校の準備するテストに合格するか、2) 留学前に同等と認められる所定のテストに合格しておくか、いずれかです。

何とか留学後は遊ぶ勉強する時間を少しでも多く捻出したいので、日本で出来る事はやってしまおうと、後者の道を選んだのでした。

その所定のテストには、仏語の代表的なテストであるDELF A2とTCFがあります。

DELF A2とは?

日本では仏検が有名ですが、実は仏検は日本独自の試験で残念ながら国際的に通用するとは言えません。

英語で言う、TOEFL/TOEICと英検の関係に似たものがありますね。仏語を本気でやるなら、仏検よりDELFですよ!

DELF(レベルが上がるとDALFと呼ぶ)はフランス国民教育省が認定している生涯有効な仏語能力の認定です。INSEADで求められるA2は「基礎段階」であって必要な学習時間も150-200時間です。

DELFの特徴は、それぞれの等級のテストに合格すると一生有効な認定がもらえるという事ですね。語学能力の証明にはもってこいです。

今回は9月半ばに参考書を揃えて1ヶ月強(30-40日間)の突貫工事で合格する事が目標なので、1ヶ月なら平日は仕事もやりつつ毎日5-6時間勉強すればいいわけです。うん余裕だな!

実際には結構時間のやりくりは頑張ったのですが合計100-150時間くらいの勉強時間で本番を迎えてしまいました。

TCFより断然DELF!

DELFの他にTCFという同じくフランス国民教育省が認定しているテストがあり、こちらはDELFの方にレベル別になっておらず、どんな人でも同じ試験を受けて、合否ではなく点数で6段階のレベルを判定してくれるというものです。有効期限は2年間です。

TCFには下記のようなメリットがあります。
・スピーキングとライティング以外は選択問題のみのためか結果が出るのが早い(DELFが4ヶ月かかるのに対してTCFは1ヶ月)
・実施回数が少し多い(DELFは厳密に春秋と年2回、TCFは東京なら年3回程度)

TCFがDELFより2週間前にあったので先に受けてきたのですが、どちらも受けた上で、僕は受けるならDELFに絞るべきだなと思いました。

理由はこんな感じです。

  • 試験内容:TCFは対象レベルが絞られていないため難しすぎる問題がかなり多く、勉強すればするほどガンガン自信とやる気が削られていく(本番のリスニングはマジで1問も分かりませんでしたw)
  • 有効期限:DELFのディプロムが生涯有効なのに対してTCFの点数は2年間のみ有効
  • 受験料:DELFはA2だと11,000円だが、TCFはスピーキング・ライティングの補足試験を入れると24,000円と倍以上!(じゃあDELFを2回受ければ良くない?)
  • 参考書籍:対応してる問題集の量が圧倒的にDELF>>>TCFなんですよね・・。TCFは本当の過去問を解かせてくれるこの無料サイトが一番良かったです。ただ、勉強すればするほど、初心者は分からなさの向こう側に連れて行かれて、心が粉々になりまっせ。

TCFは自身の言語レベルを測るための試験と位置付けられているのですが、TCF受けなくてもDELFのどれに該当するかはまあ分かるな・・と思いました。

というわけで、仏語の勉強をしている方には、とにかくDELFに照準を合わせる事をはげしくお勧め致します。TCFを受けた事は僕にとっては時間とカネの無駄でございました。

それでもTCFを受けたい!という方は、もう止めません、こちらのサイトをどうぞ。TCFに限らず有益です。

対策法

さて、DELFの対策についてですが、その前に。まず、前提として勉強を始める前の僕のフランス語能力について。

  • 大学時代に第二外国語で仏語を履修(理系で1年生の時のみ)
  • アンドゥトロワ、ボンジュール、ジュテーム以外の仏語は忘れている
  • 動詞の活用がやたら多いのと言葉に性別がついててめんどい、という事がトラウマになっている

・・・という程度でまあどの付く初心者でしょう。そんな僕ですが何とかDELF A2に合格して少しでも楽しいキャンパスライフを送りたいわけです。

TOEFLで死ぬほど苦労した僕ですが、仕事では英語使っていますし、言語の学び方はなんとなーくコツはつかんでいます(いるはずです・・・)。

一言でいうと、「文法を学び骨格を作り」「語彙という肉を付けていく」、つまり、文法→語彙→文法→語彙→・・というサイクルをひたすら繰り返すだけです。シンプルですね。

後は身に着けた言語を、手で書くのか、読んで選択肢を選べれば良いのか、聞いたり話したりするのか、といったテストの様式に少し慣れて表現を調整すればいいわけです。

まずは最も重要となる文法書

ネットや書店で調べまくりましたが、これを買っておけば間違いないでしょう。

まー下らないギャグを織り交ぜながら、分かりづらいフラ語をここまで噛み砕いてくれる書籍は他にないでしょう。それでいて、本書に載っている文法だけで試験の内容は十分に理解できたので、まえがきにもある通り「フラ語はこれ1冊でOK!」だと思います。初心者がまず読むべき本はこれをおいて他に無いです。

次に単語帳

これは好みもあると思いますが、こちらもネットや書店で調べまくった結果、こちらにしました。

こちらのキクタンも評判良いのですが、受けるのは仏検じゃないし、レベルによって色々買って持ち歩くのもねえ・・。という事で、文法書と同じく「これ1冊でOK!」かを重視しました。

出題形式に慣れるための問題集

DELF A2の問題に慣れるための最後の仕上げの参考書。こちらを使いました。

なお、古いバージョンもあるので間違えて買ってしまわないように気をつけて下さい。最後に模擬試験が2つ載っていますが、本番も形式はホントこの通りですので、時間が無ければここだけやって本番を迎えてもOKです。

直前までは文法書と単語帳をひたすらやって、ちょうど2週を終えたあたりで本番直前となったため、形式だけ確認して、リスニングが絶望的にできない事がその時に分かったので、本番までひたすらスクリプトを見ながら音声を聞いて少しでも仏語に耳を慣れさせる作業をして臨みました。

試験当日の様子

初日:2018年11月3日(土)

2日連続の日程になっています。初日は、口頭試験を受けました。

自己紹介(1分半)、選んだテーマについての説明(2分)、選んだテーマについて面接官と対話(4-6分)、となっているのですが、合計しても10分かからないので、準備時間として与えられる10分を入れても、あっという間に終わります。

・・・どうせなら2日目の筆記試験と同日にしてくれるとわざわざ試験会場に足を運ぶ手間が省けるんだがと思ったり。。

1問目は自己紹介なので予め原稿を作っておいて暗唱しておけば良いですし(時間を測って話してみて1分半を超える原稿ができたら後は丸暗記!)、それ以外の問題も準備時間に作ったメモは持ち込んで見ながら話してOKなので、言葉に詰まるという事はないかなーと思います。

お題も身近な事が多いので、1問目のために準備した原稿のネタを他の問題にも使ったりして、面接官からもフランスで勉強してた?と言われてご満悦で終了w

2日目:2018年11月4日(日)

翌日にリスニング、読解、仏作文をまとめて合計100分間を通しで。

基本的には上記の参考書通りの構成で、事前に問題様式に目を通していれば恐れるほどでは無いですね。参考書でも全く歯が立たなかったリスニングで最低点を下回らなければ、合格できるのはず・・。

結果

・・・まだ出てないです。ので、出たらまた追記したいと思います。

下記の4分野(受けた順)に分かれており、それぞれ25点満点、5点未満の分野があると即失格です。

  • 口頭表現(Speaking)
  • 聴解(Listening)
  • 読解(Reading)
  • 文書作成(Writing)

受験後、約2ヶ月でWebサイトで合否が確認できて、さらに約2ヶ月で合格証書が届くみたい。その頃には日本にいないので、日本で代理人を探して回収してもらってくださいとの事。