INSEAD

フォンテーヌブローの勅令とそこに佇むINSEADという学校

「フォンテーヌブローの勅令」はご存知ですか?

フォンテーヌブローの勅令

宗教戦争が活発な中世ヨーロッパにおいて、1598年にアンリ4世が出した信仰の自由を定めたナントの勅令を打ち消すために1685年にルイ14世が出した勅令です。

端的に言うと、それまで認められていたプロテスタントを弾圧するための勅令です。

詳しい説明はこの本をご覧下さい。

知略を養う 戦争と外交の世界史

 

書籍を読むのも良いですけど、Audibleでボイスブックを聴くのが個人的なおすすめ。

ルイ14世が優先したのはカトリックです。したがって、フォンテーヌブローの勅令が出た事によって肩身が狭くなったのはプロテスタントやユダヤ教徒で、こういった人はスイスやドイツ諸国といった近隣の新興国へ逃れて行きました。

これがブルボン朝フランスという国の人材を乏しくし、国力を衰退させる一因となっていきます。

一つの教義に固執して、”diversity”を軽視した結果、国という組織の力を弱めてしまった例ですね。

こういう頭でっかちな勅令が発布された地で、世界でも有数の”diversity”を売りにしているINSEADという学校のMBAコースが運営されているのは非常に興味深いです。

INSEADはハーバードビジネススクールの卒業生が1957年に創設したMBAですが、創設メンバーがこの地にキャンパスを開いたのは、パリから近く、静かで勉学に集中できるというった環境の他に、こうした歴史に対してのアンチテーゼを試みたのかもしれないですね。

INSEADの歴史とビジョンについてはこちらをご覧下さい。

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