日本の文化

【書評】「論語」に触れる取っ掛かりとしてアリな書籍

日本的な価値観を形作る要素の一つに、論語に代表される儒教があると思いますが、その入り口として読みやすい本かなと思ったのでご紹介。

ちなみに、論語は英語で「The Analects of Confucius(孔子語録)」です。海外MBA留学にあたり、自国や近隣の東アジア諸国の価値観を、少しでもうまく英語で説明できるようになっておきたいもんです。

論語を長年愛読しビジネスの実務の中で研究してきた筆者が、論語のエッセンスを25の漢字にまとめて、それぞれの内容を説明するようなエピソードを添えている本。人生、ビジネス、天命と3種類の切り口で本がまとめられています。

残念ながらなぜか25の漢字全てが網羅されているわけではなく、筆者の好みと思われるが、事例も昭和のものに偏っており、読者によっては少し古臭く感じるかも。

ただ、往年の名経営者・名物財界人の話は面白いので、気張らず論語の雰囲気を感じるためにサラーッと読むのが良いと思います。

取り上げている人を見るに、筆者は城山三郎が好きそう。日本興業銀行頭取の中山素平(「運を天に任すなんて」)、東京電力社長の平岩外四(「人生に二度読む本」)、など。