MBA受験

106点を取るために15回TOEFLを受けた男の話

注:TOEFLで良い点数を取るコツの話ではありません。汗と涙の苦労話です。息抜きしたい方だけどうぞ!

MBA受験において最初の難関はTOEFLやGMATの出願スコアを揃える事だと思います。

どの学校でも足切りラインや合格平均点が存在し、おのおの行きたい学校にあわせて勉強しますよね。

僕の場合は、INSEADとIMDしか出願しない予定だったので、TOEFL 105以上、GMAT 700前後というのが目下のゴールでした。

GMATは比較的すんなり終わったのですが、TOEFLは苦労しましたね・・・。

INSEADの足切りになっている105がいつまでたっても到達できず、このまま出願すらできずに終わるのでは・・?という恐怖と戦ってました。

TOEFL15回受験の軌跡

まずは15回受けたスコアレポートの全てをここに。受験料が$230なので、$230 x 110円 x 15回 = 約38万円費やしてますね。お給料1か月分やん。おええ。

回数 日付 R L S W Total
1 2015/9/5 26 22 26 22 96
2 2016/3/19 25 18 23 25 91
3 2016/4/23 24 19 20 24 87
4 2016/5/28 28 21 22 22 93
5 2016/7/2 30 26 20 24 100
6 2016/7/30 29 26 23 26 104
7 2016/8/21 28 27 23 23 101
8 2016/9/11 29 23 23 26 101
9 2016/9/24 29 21 22 24 96
10 2016/10/29 30 24 22 24 100
11 2016/11/26 29 26 24 25 104
12 2016/12/11 29 22 22 25 98
13 2017/11/26 27 26 24 25 102
14 2017/12/9 29 29 20 24 102
15 2018/1/13 30 26 23 27 106

・・・回を追うごとの進歩が見られないですね

正直、会社で英語は(特に読み書きは)日常的に使っているので、なめてましたね。。

結局Reading以外はあまり高く安定しないまま打開策も見つからずに苦しみ、2017年にフィリピンに仕事で駐在して、公私とも英語で生活した事で基礎能力が向上したというのが恐らく大きかったです。

フィリピンのオンライン英会話もやっていたし、フィリピンに足向けて寝られないです。

分野別の勉強法

結果出すのに苦労しているので、何か一つでもダメなとこを見つけて参考にしてもらえたら幸いです。

基本方針は2つありました。
・独学する事
・英語の基礎能力の向上を意識し、テストに特化した技術の習得に時間をあまり割かない

・・・今考えると大変遠回りなやり方なので、苦労した原因それじゃね?という気もしますが、受験や留学中にも英語のペーパーテストや課題をこなしたり、相手を口頭で説得しなければならない場面も出てくるわけで、出願に値する人間としての基礎力をつけるためにあえてこうしました。

それと、余談ですが、持ってるスマホ・タブレットの言語を英語に設定して、日常に少しでも英語を取り入れるようにしていました。

おお、これって英語でこう言うんだ!という発見が時々あり、おすすめです。(今は仏語を勉強しているので仏語にしています)

Reading

言語学習は文法と語彙から。という事で、基本文法は大学受験で概ね身についていた(英語は得意科目でもあった)ので、一番最初はこの単語帳をひたすら読んでました。

これをまず1周してから他の分野の勉強を始めましたが、Readingについては公式問題集に載っている問題をやる他は、本番の問題を解いているうちにReadingだけはじわじわ力がついていきました。

まあ、15回受けたんでね。

ただ、事前知識を問わない出題とされているものの、扱うテーマには偏りがあって、自然科学、人類・生物の進化史(特に北中南米大陸とオセアニア)について、問題を解く度に少しググって周辺知識を補っておくと、普通に教養として面白いですし、分からない単語も勘が養われていくと思います。

活版印刷の発明とそれが人類に与えた影響などは、理系で学生時代に歴史を勉強してこなかった事もありTOEFLで初めて知れたので、そういうのは良かったなと思ってます。

Listening

この参考書のみやりました。

大きなメッセージとしては、うまくメモを取りながら設問に答えられる情報を時間内に抑えましょ、という事で、きちんと出題タイプ別(日常 vs. 講義、対話 vs. プレゼン、など)で想定される話の流れやメモを取るべき要所がまとまっていて、参考になりました。

あとは題材がこれだけでは足らんと思い、60 second scienceというサイトにある音声のディクテーションをやっていました。

最近の科学ニュースが音声とスクリプトがセットになって頻繁に更新されるので、物知りにもなれてお勧めです。

僕はサイトの音源を基に、PCに聞き取った言葉を打ち込んでスクリプトと照らし合わせて答え合わせして、Podcastで一度聞いた事のあるものを流し聞きして定着させるようにしていました。

Speaking

こちらの参考書を読んで、6種類ある出題タイプごとにざっくりした回答の型を作っておいて、詳細は本番の出題に応じて素早く差し替える、という感じでした。

型を作っておくか否かで回答の質と速さが向上する点ではWritingと似ていますが、Writingほどにはみっちり型にはめず、自然に思った事を話しているように聞こえる努力もしました。(逆効果かも?)

結局、多くの日本人と同様にこの分野が一番安定しなかったので、一番の反省点はSpeakingかなあと自分では思ってます。

なお、INSEADではアプリケーションを提出した後にビデオインタビューと称して同じ形式の試験を映像付きで受けないといけないため、TOEFLを突破してもゆめゆめ気を抜かないように・・。

Writing

この参考書でざっくり出題形式ごとの留意点を抑えた後は、まあ15回も受けたので本番の試験で試行錯誤していました。

同じアウトプット型の分野であるSpeakingに比べると、1) 型をきっちり使い、2) 文脈を逸脱しない範囲で極力内容を詰め込む(同じ内容の言い換えは避ける)、という事を意識してました。

というのは、Writingはコンピュータと人間により多面的に採点されますが、人間の方も採点基準に沿って機械的に(もとい客観的に)流れ作業のように加点ポイントの有無を拾って点数をつけているはずです。

従って、なるべく採点者が苦労せずに加点ポイントを発見できるように構造化された文章にするべきだと思います。

Independentは回答の自由度が高いので少し難しいですが、Integratedについては聞いた内容の書き下しですので、最低限の型を守れた後は、どこまで聞いた内容を細かく再現できているかで差をつけるしかありません

例えば、講義形式の出題では、文章で与えたお題を音声の講義で3つの理由を挙げて否定する、という形式が非常に多いですが、単に3つの理由を書き起こすのではなく、講師が音声で触れている細かな事例を一つでも多く拾うわけです。

これができるか否かがIntegratedの点数には如実に影響していた実感があります。

以上でっす!